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New Style Club ANA [交通]

ANA(全日空)のビジネスクラス、New Style Club ANAのレポートです。

現在、ANAは、国際線で以下の3つのタイプのビジネスクラスを運行しています。
● New Style Club ANA (主に長距離の欧米線で運用)
● Club ANA Asia(主に中国線で運用)
● Club ANA (主に上海・シンガポール線で運用)

今回レポートする New Style Club ANAは、東京ーロンドン、フランクフルト、ニューヨーク、パリ、ロサンゼルス、サンフランシスコ(4月11日〜)、ワシントン(7月〜)線で運行中。今後、他の国際線でも導入が予想されるANAの最新ビジネスクラス機材です。

TVCMでも告知しているように、「テレビも見たい、食事もしたい。でも快眠できてしまう」というのが New Style Club ANAの最大の売りです。これはうまく表現された宣伝で、確かに、CMと同じ状況を誰もが経験する事になります。充実したエンターテイメント・システムと美味しい食事を気にしながら、ほとんどの時間を睡眠に費やしてしまうでしょう。

では、個々のサービスについてレポートします。

<ラウンジ(成田)>
  ビジネスクラスの客が使える成田のラウンジは3つあります。
  ほとんどの客が使うのが Club ANAラウンジ(230席+サテライト側210席)。かなり広く、搭乗までの時間を快適に過ごせます。ここには、ビジネス客が満足できる様々なサービスが揃っていて、もう少し長くいたいなあという気持ちにさせてくれるのです。たとえば、ビジネスエリアでは、PC電源やネット接続サービスが用意されていて、個人のデスクで仕事ができるような環境が整っています。リラックスエリアでは、エスプレッソ・メーカーや生ビール・サーバーが用意され、空港の景色を見ながらのんびりと過ごす事ができます。さらにマッサージマシーンもあるので、マッサージサービスを受ける事ができます。
  signetラウンジ(120席+サテライト側93席)は、ANAのダイヤモンドサービスメンバー、プラチナサービスメンバー、ANAスーパーフライヤーズカード会員およびスターアライアンス加盟各社のスターアライアンスゴールドメンバーが利用するラウンジです。こちらもサービスはClub ANAラウンジと同じサービスですが、面積が狭いのと、上級顧客利用のため、静かでのんびりした雰囲気が漂っています。
   レッド・カーペット・ラウンジは、スターアライアンス・ゴールドメンバーが使用できるラウンジで本来はUnited航空利用者が使用するラウンジです。ここは、大きいのですが、全体的にANA運営のラウンジと比べるとくだけた印象を感じました。
  成田以外の国内にある国際線ラウンジは同じようなサービスを実施していますが、海外のラウンジはかなり寂しいです。まず狭くて時には満席となっている事があります。このような場合は別の航空会社のラウンジを使用するよう誘導されます。誘導された先のラウンジは相当格差があり、対応も様々です。ラッキーな事にANAラウンジに入れても、日本国内のような充実したサービスを受ける事はできません。もし、アメリカの空港ならANAではなくUnitedのラウンジに振り替えてもらった方がまだ良いかもしれません。あるいは、ラウンジを利用せず、エコノミークラスの客と一緒に、空港のフードコートで食事をしたり、Duty Free Shopで買い物をしていた方が気持ちが安らぐかもしれません。

<機内シート>
  シートは、木目調のカバーにゆったりしたシートピッチで、満足度は高いです。Club ANA時代は狭く辛かったリクライニングも無段階で調整ができ、ほぼフルフラット化されたので、睡眠時はベッドのようになりぐっすりと眠れます(ただし床に対して完全フラットではなく、若干斜めに傾斜してるので、本当に熟睡すると体が下にずり落ちます)。マッサージ機能も付いていますが、これはあまり意味がないです。
  机は、以前に比べしかっりとしていてパソコンを置いてもグラグラすることはなくなりました。電源も用意されているので、安心してPCやゲーム機、iPODなどを使う事ができます。ポケットなど収納も沢山あるので、足りなくなる事はないでしょう。
  睡眠時には、羽毛枕と羽毛布団が提供されます。この2つの寝具が絶妙に設計されていて、深い睡眠が可能となります。きっと睡眠に関するリサーチが行われフラットシートと寝具の究極のセットが完成したのではないでしょうか。この睡眠システムは他社を圧倒していると思います。

<シートTV>
  シートには9インチのモニターと約60チャンネルのVODが装備されています。VODのシステムは使いやすく、誰でも簡単に扱えます。 
  番組は充実していて満足できるレベルです。特にANAのシートTVで素晴らしいのは、オリジナル番組です。30代、 40代のビジネスマンに喜ばれる「Best Hit USA ANA Time Machine Special」や、地域情報、銘酒情報は毎月更新されとてもよく作られています。映画は、画面を4対3にトリミングし、日本語吹き替えされた映画が上映されています。これは大画面化に伴いなんとか改善してほしい点です。名作などもラインナップに加えられており、他社と差別化が図られています。

<機内食>
  ANAビジネスクラスの機内食は、JALと比べる必要がないほど充実しています。昨年までは、毎月日本の料亭が作る和食が名物でした。これは、本当に美味しく、まるで地方都市の名旅館で食事をしているような気分にさせてくれるものでした。今年に入り、料亭シリーズは終了してしまったようで、ちょっと残念ですが、それでも十分満足のいく料理を食べる事ができます。 New Styleになってからは、客一人一人の食事のペースにあわせ、皿を運んでくれるようになりました。これは素晴らしいです。今までは早食いの客は、次の料理が出てくるまでかなり待たされたのですが、それがなくなりました。CAは大変だと思いますが、この程度のサービスは是非行ってほしいものです。
  間食用の食事も驚く程美味しいです。特筆すべきは「うどん」でしょう。他社が乾麺を使用しているのにANAは生麺です。そして良い香りの出汁がまた絶品です。Club ANAに乗ったら是非この「うどん」をご賞味ください。
  ANAは、様々な客に対応できるようスペシャルミールを用意しています。乳幼児用、子供用、宗教用、アレルギー対応用にきちんとそろえてあるのも素晴らしいです。

<インターネット>
  とうとう機内でネットができる時代になりました。Connected by BOEINGのサービスを利用すると1フライト30ドル弱でいくらでもネットサービスが利用できます。これは、使ってみるとやめられません。普通にブラウズしたりメールの送受信が可能です。現在、 ANAでは、パリ、ニューヨーク、ロサンゼルス線で導入済みで、今後もサービスを拡大するそうです。
  しかし、今後導入される787は、期待がカーボンナノファイバーでできているので、ネットサービスはできない模様です。これはなんとか改善してもらいたい点です。

<CA>
  日系航空会社のCAは、外国のキャリアに比べると、とても気持ちよいサービスをしてくれます。ANAも、気持ちよいサービスで、問題はないでしょう。ただ、路線によりかなり差がある事があります。特に免税品販売が熱心すぎるチームや、気が利かないCAもいることがあります。

<マイレージ・サービス>
  ANAは、スターアライアンスに加盟しているので、おおくのメジャーキャリアとマイレージ交換ができます。そして、ゴールドメンバーになれば、ANAが就航していない世界中の空港のほとんどでスターアライアンス各社の快適なラウンジの仕様が可能となります。
  また、ANAカード会員になると、通常の買い物でもマイレージが溜まるのが魅力です。

<お帰りハイヤー・サービス>
  マイレージ会員になっていれば、帰国時にハイヤーサービスが無料で受けられます。疲れて帰国したとき、スムーズにハイヤーに案内され自宅まで送ってくれるのはとても快適です。このサービスは期間限定なのですが、是非続けてもらいたいです。

★★Pros & Cons★★
Pros
・美味しい機内食
・充実したビデオプログラム
・ゆっくりできるシート
・よくできたマイレージ・サービス
・お帰りハイヤー

Cons
・むらのあるCAの対応
・ナショナル・フラッグ・キャリアでないため、JALよりも不便なことがある

(2005年度計11回利用)
(2006/04/02記述)


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コメント 1

無名だわ

とてもInformativeなリポート、有難う御座います。出張で成田・NY線に頻繁にのるのですが、会社が最近ALからANAに乗り換え、とても気に入っています。シートはJALがチョッと上ですが、それ以外はANAの圧勝!
by 無名だわ (2006-10-04 06:16) 

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